今年で３年目になる「共同募金ありがとうツアー」、今回は、北野地区町会自治会連合会の皆様にご参加いただき、10月8日と15日の2回にわたって行いました。

最初に訪問したのは、北野町のあったかホール2階にある「喫茶ほほえみ」。ここは、聴覚障がい者が運営する軽食喫茶です。

コーヒーサービスの温かいおもてなしを受け、手話通訳をつけての説明をいただきました。
手話通訳を初めて目の当たりにされた参加者もいらしたようですが、手話がわかり易いと、手話に親しみをもっていただけたようです。
赤い羽根の配分では、厨房で必要な大型の冷凍庫やカップを温めるウォーマーをいただいたり、「食に関する研修旅行」で活用されています。

「これからは、散歩のコースに『ほほえみ』を入れるよ。」そんな参加者の言葉にスタッフのみなさんは大喜び！
同じ地域の町会・自治会の皆様と急接近の関係ができました。

次の訪問先は、長沼町の知的障がい者が通所されている「いちょう工房みらい」です。

訪問すると、紙袋の内職作業をみなさんが一生懸命されていました。
ここでは車両が配分されていますが、利用者のみなさんが、ここに通うためには必須の車です。「車がなければ家族が送迎しなければならず、高齢化した親御さんにとって大変な負担になる。」という施設長の説明にみなさん大きく頷かれていました。

この施設では、シフォンケーキを焼いて販売していますが、15日はツアー参加者の皆様に、シフォンケーキを用意してくださいました。様々な種類のシフォンケーキに皆様驚かれ、「是非、町会のイベントで使いたいから注文したい。」と、大好評でした。

町会・自治会の皆様の募金が活かされ、身近な地域の施設で、障がいのある方が活き活きと生活されていることを感じとっていただけたと思います。

配分先の施設の方たちも募金者の皆様に「ありがとう！」を伝え、心の通うツアーでした。