社協では、誰もが住みやすいまちづくりをめざして、小学校、中学校、高等学校での福祉講話・体験学習をおこなっています。
4月22日には鑓水小学校へおじゃまし、4年生を対象に、車いすの体験学習、高齢者疑似体験、車いすで生活されている方のお話を聞く、というメニューを行いました。
車いすの体験学習では、
「相手を気づかう気持ち、思いやる気持ちが一番大切だよ。車いすに乗っている人が安心できるよう、考えてお手伝いしてください。」という職員の話にうなづくみなさん。
説明を聞いたら、学校のまわりのスロープや段差をつかっていよいよ体験スタート!!
「そんなに早く押すとこわいよ~」
「いつもと景色がちがう~!」
はじめて乗る車いすに、あちこちでにぎやかな声が上がります。
普段は気づかないちょっとした段差がこえられず、びっくりする場面も。
はじめは大騒ぎのスタートでしたが、学校を半周するころには、みなさん操作にも慣れてきました (*^^)v
操作に余裕が出てきたからか、後半は、カーブにさしかかると「右にまがりますよ~」と声をかけたり、下り坂ではスピードが出すぎないように調整するなど、どうやったら相手が安心できるか考えて工夫している様子がうかがえました!
体験学習終了後には、
「車いすだとちっちゃい段差でもこわかった。」
「押してくれた人が声をかけてくれたから安心できた。」など、いろんなことを感じ取ってくれたようです。
こうした体験学習が、いろんな立場の相手を理解しようとする気持ち、思いやる気持ちをはぐくむきっかけとなれば・・・。
今日の学習で出たちいさな芽を、たいせつに育てていきたいものです。